肩腱板断裂再建手術

肩腱板断裂再建

正しい手術名

鏡視下腱板修復術  

69歳3ヵ月 男性
176㎝ 62㎏
スポーツサイクルショップ経営
往復30㎞の自転車通勤を36年継続
アキレス腱断裂、大腿骨骨折など既往症多し

60代から始めたテニス 週2回 シングルメインに練習中
学生時代から始めたSKI 一番好きだが滑走日数は 年0~5日

こんな私が右肩健断裂により再建手術を受けました。
今後同じ故障により悩んでいる方々へのご参考までに
尚、記載内容はあくまでも個人的な状況、受け取る感覚となります。
症状や回復程度はおひとりおひとりで異なると思われますのでご了承ください。

ブチッ
昨年12月末、家の掃除を兼ねて色々押し入れのものを動かした際
後ろ手の形で重たいものを受け止めたときに右肩付近で変な音

その後痛みはあったものの腕も上に上がるし力も入るから大したこと無いだろうと
肩の筋肉の三角筋の軽い肉離れかなと言い聞かせ様子を見る
夜間仰向けに寝ると痛い
後ろに手を回せない
腕を上がるときに肩の高さまで左手を添えないと上がらない

ただ不思議と自転車に乗るのは問題なし
テニスは2度試したが出来そうもない

2月に学生時代の友人との恒例のスキーがあるのでそれは絶対に外せない

ひと月経過するとかなり痛みも和らぐ
仲間とのスキーは楽しいひと時を問題なく過ごせホット
白樺高原スキー場では素晴らしい時間を頂いた
宿泊は森の木びと
ワーケーションを使い驚くほど格安で楽しむ

3月に入っても夜間の痛みは引かず
怪我の時点で調べていた肩腱板断裂の可能性は高いなと判断

自転車仲間のドクターに相談させて頂きMRI撮影
診断はやはり推測通り、断裂も大きいらしく今後も腕を使う仕事を続ける事やスポーツをやるには
手術しかないとのこと

断裂してしまった腱板がしっかり伸びて戻らない場合は大腿部から筋膜を採って移植
その確率は30%ぐらいですと・・・

大腿部の切開は15㎝程らしい
筋力を戻すのには時間がかかって嫌だなーと正直思う
でも、手術時にドクターが選択した方法が自分にとってBEST
全てお任せする

肩腱板の種類は
肩甲下筋腱(けんこうかきんけん)
棘上筋腱(きょくじょうきんけん)
棘下筋腱(きょっかきんけん)
小円筋腱(しょうえんきんけん)
私は
棘上筋腱、棘下筋腱の断裂

白く写っている部分が断裂箇所

移植した場合の大腿部パッチ

移植せずに済んで良かった。

 

手術当日
4月27日(火)
前日22時以降絶食
手術4時間前まで水分可
午前9時同じフロアーの手術室まで歩き
手術台に乗せられ麻酔の説明を受ける

点滴の中に入れますからと

すぐに記憶はなくなり
気が付くと麻酔から覚めぼーっと
断裂していた靭帯はしっかり伸びたので
大腿からの筋膜移植はないと聞かされホットする
肩と腕の感覚は全くない

いままでの全身麻酔では麻酔が覚めると体のそれぞれの感覚はあったので不安になる
一日まどろみ状態
気管挿管の為、のどに違和感
説明通り半日ほどで通常通りに

看護師さんが来て
「手の感覚、ありますか」
「全くないです」

しびれている感覚すらない

何かの間違い
痛みが来てもかまわないので感覚は戻ってほしいし前のように動いてほしい

夕方、麻酔担当のドクターが来てくれ
「上手くいけば朝まで痛みは来ない人もいます」
「・・・どういう事?」
「麻酔によるブロックが効いているので感覚は少しづつ戻ります
12から16時間ぐらいで手も動くようになります」

それ、最初に説明してくれ~
私の聞き忘れだったのかな…
と思った瞬間

脳梗塞などでマヒした人や事故で神経がダメージを受けた人はこんな思いをしているのだろうなと痛感
左半身不随だった母の手をもっとさすってあげればよかったと・・・

良い経験をさせてもらったな。

夜中より手が動くようになり一安心
痛みは強烈
駆け回りたいぐらい
午前4時たまらずナースコール
座薬を頂く

尿道の管も抜け一人でトイレに行けるようになる

術後2日はかなり痛みもきつい
肩を錐みたいなもので刺される感じ
肩の手術は痛いと聞いていたがなるほど横綱級

点滴終了
食事は左手で
練習しておいて良かった(^^)
但し右手は全く使えないので、食器に手を添えられず左手で食べるのは難易度高し

 

3日目よりひとりでシャワー
痛みはあるがさっぱりして嬉しい

病室もネット環境がありメールチェックやスタッフとの連絡も取れて非常にありがたい
精神力があればリモートでの仕事もOK
ただPC操作は左手のみなので不自由
左手マウスよりもタッチパッドのほうがはるかに使いやすい
夜は普段観れない大作の映画鑑賞
ブルートゥースのコードレスイヤフォンとノートPCがあると有意義な時間が過ごせる

その後は動いただけで突き刺されるような痛みと退屈さとの闘い
ベッドから腹筋のみで起き上がると痛みが少ないので普段から腹筋を鍛えておくとよい

予定通り入院して8日目に退院
翌日は店まで電車と徒歩で顔を出す

術後10日から13日 夜間の痛みは変わらず
10、11日は病院からの処方薬だとむかつきがひどいので、夜バッファリンを2錠服用
あまり効かないが短時間だが若干痛みが和らぎ眠れる

5月8日9日は店でPC仕事は出来るようになる。

ゴールデンウィークを挟んだため術後13日抜糸
肩にあけた穴は6か所
少ない人は2,3か所、一般的には4か所が多いようだ
打ち込んだアンカーは5本
12から14本の糸でしっかりと固定

内出血がどんどん下に下りてくる
上腕は紫色でめちゃくちゃ太い

術後15日
夜は肩前方の痛みで目が覚め眠れない

リハビリ通院2日目
やって良い事とダメなことの確認
帰路は徒歩2,9km

術後17日
自転車は当分乗れないのでウォーキング開始
いつかはこの階段の上り下りをやるなと思っていた総武線の陸橋、段数は70
往復の距離と合わせ 3.2km

 

 

 

 

 

 

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