2013年TRY360苗場

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2013年9月28日、第24回目のTRY360が近づいてまいりました。
これは、何処まで行けるかTRYしてみようという気持ちで始めた
太平洋の千葉から日本海の直江津(新潟県上越市)までのワンデーツーリングです。
そして、私にとっては20回目の完走を目指す一日となるわけです。

台風の為、小諸で断念した第一回目、大腿骨骨折の為病院のベッドの中から応援していた第6回目等
TRY360には特別な思いが有ります。

そのなかでも、夜行の急行能登が無くなったからといって
「ここに泊っていけ」
と言ってくれる、ひろ坊のオヤジさんとの一年に一回の再会が最高の喜びです。
何を話すわけでも有りませんが
「おおー、来たか!」
その言葉が聞けるだけで十分です。
近年は年をとった所為か、何故かお互い涙目です。

応援してくれる人、待っていてくれる人達がいるのは嬉しい事
そんな想いを胸に今年も日本海を目指す事にします。

今朝、自転車通勤をしながら考えてみました。
TRY360のイベントを主催して誇らしい事って何だろう?

大腿骨に入れたパイプにひびが入ったまま走りきった事、誰にも負けない完走回数、速く着いた時間、完走した人数、3つのコースを走ったこと、…
そんなことでは無いな

それは、24回目の今回も一緒に走ってくれる仲間がいる事
そんなみんなに感謝しています。

では、楽しい一日にTRY!

「田野さん、メーターつけないんですか?」
そんなスタッフの声も聞かず、ことしのTRYは自分の経験と感覚だけを頼りに走行する事にしました。

完走すれば20回目となる今回のTRY360ですが、道中なにがあるか分からないのが千葉→直江津。
登りが強くトレーニング量の多いメンバーには好評の苗場ルートですが、250km走ってからの3峠が難関です。
そして、誰がみてもメンバーの中で私が最も弱い。
平地のスピード無し、登り弱し、2013年最も長い距離の走行が女子会100kmの一回
でも、行くからには自分を信じて何とかするしか有りません。

午前2時、メーターを付けていない自分が言うのも…?
「では、スタートしましょう!28km~30kmでお願いします」

14号を東京方面、ベテランFさんの道案内で江戸川を超え右折。
柴又帝釈天そばを通過しながら外環下の道路を快適に走行。

詳しくはこちら

集団走行では、前を引く人の技量次第で快適な走行になったりハードな走行になったりするものです。

赤信号になるのが分かっているのにスピードを落とさずに急停車
信号が変わると自分のペースでいきなりダッシュ
合図無しの進路変更

これらは全員の疲労を大きくし、安全の確率が低下してしまうわけです。

初めはぎくしゃくした集団でしたが、ローテンションするごとに改善されていきメンバーの理解力の高さにありがたい思いでした。

7時19分
熊谷。110キロ

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今回、一緒に走ってくれたメンバーさん
私は20回目の完走を目指すために

『初心に戻る!』と

初代ジャージを着用

「牛丼」  
国道17号、熊谷警察署より右折。
上武道路を前橋方面に、
低かった気温も上がり、TRY360ウィンドブレーカーを脱いで後ろポケットへ
陸橋のアップダウンと大型トラックの追い越しで走りづらいが、距離的に近く信号待ちが少ないので草津、苗場ルートではほとんどこの道を使用する。

前橋にて草津班に遭遇

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これから待ちうける最高の苦行が有るというのに、この笑顔…

渋川。150キロ
恒例の吉野屋牛丼
これからの山道に備えしっかりと腹ごしらえ

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ついついコンビニめぐりになりがちなTRY360ですが
近年はしっかりと食事しようと言うことで昨年もこのみせだったような・・・
みせの前でしっかりとストレッチを行い再スタート

猿ヶ京温泉を経由して三国峠(1112m)へ向かいます。

「登り攻略方」  
180km地点からは25kmで700mアップのヒルクライムとなります。
登りの遅い私は
「先に行くね」
とマイペースでスタート
まもなく全員に追い越され一人旅
なぜか、7合目ぐらいで先行のメンバーの姿
一人一人パスさせてもらいながら、遅れることなく苗場スキー場を通過

路面も荒れて暗いトンネルを何とか乗り切り神立コンビニ休憩
230キロ

「田野さん、はやいね」
「違う違う、マイペースなだけ、心がけていることはイーブンと一番進むスイートスポットに重心を持っていくこと、それと押しと引き、前に出すと後ろに引くことを連動することかな・・・」

自転車学校でみなさんにお伝えしていることが間違いの無いことを実証されて良かったです。

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今回のギヤは
フロント カンパニョーロ、コーラス170×50×34
リア   カンパニョーロ、ケンタウル12-27 10S

「快適な魚沼平野」  
神立より越後湯沢、石打、上越国際などの懐かしいスキー場を経由、六日町までは追い風に乗って気持ちよく走行。

六日町、十日町分岐。250キロ
ここからは約70km。
3つの峠を越え最後のフラットな15kmを走行すると直江津到着です。
ただし、酷暑の初回チャレンジでは熱中症と疲れの為70kmを5時間かけた思い出が有ります。

250km走行した身体には、少しの登りも堪えるもの
そこはひたすらマイペースに徹することでクリアー。

魚沼スカイライン八箇峠入口
何故か一人増えています?

六日町のラーメン屋を出たところで偶然遭遇(^^)

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「残す峠は1つ」  
2つ目の峠を越え下ると
ほくほく線まつだい駅そばに到着、290キロ地点

残すは150mほどの3つ目の峠越え
前半の登りこそ斜度が有るが・・・・

峠を越えると一気のダウンヒル
暗い路面は、冬季の降雪の為荒れている。
キャットアイ HL-EL530という明るいライトを装着しているもののもう少し明るさが欲しいと思うのは残念ながら年のせいかな?等と思いながら慎重に下ります。

下りのポイントは、できるだけ上半身をリラックスさせ軸だけをキープ
握りはソフトに・・・小鳥を握っているように優しく!

ひろ坊到着、20時30分
幸いにも2年連続の天候に恵まれ、今年も千葉(太平洋)から直江津(日本海)まで仲間と一緒にワンデーで走破する事が出来ました。
お陰さまで私自身の完走回数も20回となりました。
アクシデントなくこの回数をこなすことが出来たのも一緒に走って頂いたメンバーの助けが有ったからこそです。

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一番過酷なルート、草津白根越えのチーム
やはり、みんなの笑顔が一番嬉しいです。
参加して頂いた方は全員がそれぞれの主人公
誰もがヒーロー。

早朝の直江津駅前

ほくほく線

TRYしてみようという意志が有る限り
TRY360がいつまでも続くように、
今後とも応援及びご指導のほど宜しくお願いいたします。

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